国富駅
北海道岩内郡共和町に存在した岩内線の廃駅
国富駅(くにとみえき)は、かつて北海道岩内郡共和町国富にあった日本国有鉄道(国鉄)岩内線の駅である。電報略号はトミ。岩内線の廃線に伴い1985年(昭和60年)7月1日に廃駅となった。事務管理コードは▲131801[2]。
国富駅 | |
---|---|
くにとみ Kunitomi | |
◄小沢 (2.5 km) (3.5 km) 幌似► | |
所在地 | 北海道岩内郡共和町国富 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 岩内線 |
キロ程 | 2.5 km(小沢起点) |
電報略号 | トミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1913年(大正2年)9月21日[1] |
廃止年月日 | 1985年(昭和60年)7月1日[1] |
備考 | 岩内線廃線に伴い廃駅 |
駅構造 編集
廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の南側(岩内方面に向かって左手側)に存在した[3]。転轍機を持たない棒線駅となっていた。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった。
駅名の由来 編集
駅付近にある国富鉱山からの輸送のために設置された駅であり、駅名はこの鉱山の名前に由来する[5]。
縁起のよい駅名としても知られていた[6]。
利用状況 編集
- 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は43人[3]。
駅周辺 編集
歴史 編集
銅や鉛を産出する国富鉱山の製品を出荷するため、増設された駅である。
[7]。
駅跡 編集
1999年(平成11年)時点でホームが残存し[10]、2011年(平成23年)時点でも同様であった[4]。また旧駅構内を出てすぐのシマツケナイ川と堀株川の合流地点の手前に「上鮭川橋梁」が残存する[4]。駅前を通る道は駅跡を貫通して反対側の住宅地を結んでいる。
隣の駅 編集
国富鉱業所精錬所専用線 編集
この節の加筆が望まれています。 |
廃線跡 編集
脚注 編集
- ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、845頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、223頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b c 『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』小学館、1983年7月、60頁。
- ^ a b c d 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、12頁。
- ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、29頁。NDLJP:1029473。
- ^ 『終着駅 国鉄全132』雄鶏社、1980年10月、60頁。
- ^ a b 『官報』 1913年09月17日 鉄道院告示第80号(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『官報』 1918年05月24日 鉄道院告示第33号(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『官報』 1923年05月28日 鉄道省告示第102号(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『鉄道廃線跡を歩くVII』JTBパブリッシング、2000年1月、62頁。