善化は古くはシラヤ族の4大社の一つに数えられた目加溜湾社(Bakaloan)の所在地であった。1625年、オランダ東インド会社が目加溜湾社に進出した際、シラヤ族により撃退されている。これに対しオランダは1635年派兵し、シラヤ族は椰子や檳榔などを献じて和平を請うた。その後オランダはこの地に学校、教会を建設すると同時に、漢人の入植を促進し本格的な開発が開始された。明末、鄭成功がオランダを駆逐して屯田政策を実施、この地を天興県善化里に帰属させた。清による統治が始まると、それまでは原住民の居住地を表す「社」を付していたが、漢人の進出により「湾裡街」になった。日本統治時代には鉄道駅が設置されるなど発展し、1920年に「善化庄」と改称され、その後「善化街」に昇格し台南州新化郡の管轄とされた。台湾の中華民国への編入後は台南県善化鎮となり、2010年12月25日に台南県が台南市に編入されたことに伴って善化区となり、現在に至る。
里
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什乃里、文昌里、牛庄里、胡家里、渓美里、小新里、蓮潭里、六分里、光文里、頂街里、昌隆里、胡厝里、嘉北里、坐駕里、文正里、六徳里、田寮里、東関里、南関里、嘉南里
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歴代区長
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著名な出身者
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関連項目
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