呼続駅

愛知県名古屋市南区にある名古屋鉄道の駅

呼続駅(よびつぎえき)は、愛知県名古屋市南区呼続1丁目にある、名古屋鉄道名古屋本線である。駅番号はNH31

呼続駅
駅舎と跨線橋
よびつぎ
YOBITSUGI
NH30 (1.0 km)
(1.2 km) 堀田 NH32
地図
所在地 名古屋市南区呼続一丁目1-17
北緯35度6分52秒 東経136度55分50秒 / 北緯35.11444度 東経136.93056度 / 35.11444; 136.93056座標: 北緯35度6分52秒 東経136度55分50秒 / 北緯35.11444度 東経136.93056度 / 35.11444; 136.93056
駅番号 NH  31 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 名古屋本線
キロ程 59.9 km(豊橋起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
2,169人/日
-2021年-
開業年月日 1917年大正6年)3月7日[1]
備考 無人駅駅集中管理システム導入駅)
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歴史

駅構造

6両対応の相対式2面2線ホームを持つ地上駅駅集中管理システム(管理駅は神宮前駅[7])を導入した無人駅である。朝のラッシュ時を中心に8両編成の列車が停車する場合、当駅から本星崎駅まではホーム有効長が6両の為、後ろ2両のドアが開かない。

駅舎は1番線に直結しており、2番線へは跨線橋で繋がっている(旧くは構内踏切を使用していた[8])。2番線にはスロープがないため、車椅子での利用の場合堀田駅か神宮前駅まで行ってから折り返し乗車となる。改札口は駅舎内の1ヶ所しかなく2番線側にはないため、イオンモール新瑞橋や地下鉄新瑞橋駅・妙音通駅方面へは踏切を渡る必要がある。

立地的に堀田駅方の高架と桜駅方の高台との谷間に当たり、山崎川を越える橋梁が水面に近いため、増水時は堤防に備えられた陸閘により本線が閉鎖されてしまう[8]。これについては当初、本星崎駅付近 - 呼続駅付近の立体交差事業により解消することが計画されていたが、「第二期山崎川流域浸水対策推進プラン」の一環として山崎川橋梁の改築が決定し、本星崎駅付近 - 桜駅付近の連続立体交差事業とは切り離して実行されることとなった[9][10]

のりば
番線 路線 方向 行先
1 NH 名古屋本線 下り 金山名鉄名古屋方面[11]
2 上り 東岡崎豊橋方面[11]

配線図

呼続駅 構内配線略図

東岡崎・
豊橋方面
 
神宮前・
名古屋方面
凡例
出典:[12]


利用状況

  • 「移動等円滑化取組報告書」によれば、2021年度の1日平均乗降人員は2,169人である[13]
  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は2,156人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中175位、名古屋本線(60駅)中46位であった[14]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は2,810人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中150位、 名古屋本線(61駅)中38位であった[15]
  • 『名古屋市統計年鑑』によると、2019年度の1日平均乗車人員は1,209人である。各年度の1日平均乗車人員は以下の通り[16]
年度 1日平均
乗車人員
2000年 988
2001年 960
2002年 921
2003年 878
2004年 850
2005年 847
2006年 837
2007年 839
2008年 827
2009年 846
2010年 1,012
2011年 1,025
2012年 1,032
2013年 1,080
2014年 1,065
2015年 1,116
2016年 1,136
2017年 1,163
2018年 1,170
2019年 1,209

駅周辺

周辺は住宅地である。バス停留所からは離れている。

その他

2016年平成28年)4月7日 - 朝ラッシュ時に下りホームの屋根)の一部が落下し、旅客2名が負傷した[17][18]

隣の駅

名古屋鉄道
NH 名古屋本線
快速特急特急急行準急
通過
普通
桜駅(NH30) - 呼続駅(NH31) - 堀田駅(NH32)

※ かつては当駅 - 堀田駅間に南井戸田駅井戸田駅が存在した。

脚注

  1. ^ a b 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1917年3月16日(国立国会図書館デジタル化資料)
  2. ^ 服部重敬『名古屋本線東部・豊川線』 1巻、フォト・パブリッシング〈昭和-平成時代の名古屋鉄道〉、2024年、100頁。ISBN 978-4802134354 
  3. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1020頁。 
  4. ^ 「鉄道記録帳」『RAIL FAN』第51巻第12号、鉄道友の会、2004年12月号、28頁。 
  5. ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、255頁。ISBN 978-4777013364 
  6. ^ 名鉄名古屋本線山崎川橋りょう改築及び呼続駅付近高架化事業について』(レポート)名古屋市緑政土木局 道路建設部 道路建設課、2021年7月https://www.city.nagoya.jp/ryokuseidoboku/cmsfiles/contents/0000144/144317/R3.7_oshirase.pdf2023年7月13日閲覧 
  7. ^ 名古屋本線 神宮前駅~東岡崎駅および新川橋駅に共通SFカードシステム「トランパス」を導入します - 名古屋鉄道、2004年8月25日
  8. ^ a b 清水武『名古屋鉄道各駅停車』洋泉社、2016年、38頁。ISBN 978-4-8003-0800-9 
  9. ^ 山崎川流域浸水対策の「100mm/h 安心プラン」登録証伝達式を行います - 名古屋市
  10. ^ 名鉄の珍景「線路を横断する河川ゲート」見納めへ? 名古屋本線・呼続駅 洪水時は閉鎖”. 乗りものニュース (2021年7月17日). 2021年7月27日閲覧。
  11. ^ a b 呼続(NH31)(よびつぎ) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  12. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  13. ^ 令和3年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年3月1日閲覧。
  14. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  15. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  16. ^ 毎年の統計データ(名古屋市統計年鑑) - 名古屋市
  17. ^ 無人駅の屋根はがれ2人けが 名鉄呼続駅、木片が落下 - 朝日新聞(2016年4月7日12時52分更新/2016年5月7日閲覧)
  18. ^ ホームで木片落下2人けが…木製のひさしか、名鉄・呼続駅 - 産経WEST(2016.4.7 15:45更新/2016年5月7日閲覧)

関連項目

外部リンク