南海観音寺(なんかいかんのんじ)は、中国広東省仏山市南海区にある寺院である[1]

南海観音寺の牌坊。当時の中国仏教協会会長の趙樸初が揮毫。

歴史 編集

南海観音寺は、北宋時代の淳化5年(990年)に建設され、はじめは南海観音廟と呼ばれていた。

末に戦乱による火災のため、寺は全焼した。

1993年、広東の宗教界人士が資金を募り、全体を再建し、1996年に落成した。中国仏教協会会長の趙樸初が寺を訪れると、「南海観音寺」と揮毫して、その書を贈った。同年2月12日、国内外観光客に一般公開された。12月29日に落成式および各仏像の開眼式が行われた。

伽藍 編集

山門牌坊鐘楼鼓楼天王殿大雄宝殿(本堂)、観音殿韋馱殿、蔵経楼、放生池[2]

主な住僧 編集

  • 釈新成

図冊 編集

脚注 編集

座標: 北緯23度10分53秒 東経113度06分55秒 / 北緯23.181296度 東経113.115195度 / 23.181296; 113.115195