交響曲第1番 (モーツァルト)
モーツァルト作曲の交響曲
交響曲第1番 変ホ長調 K. 16 は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1764年に作曲した最初の交響曲である。
概要 編集
本作はモーツァルト一家がロンドン滞在中の1764年10月から12月の間に書かれたものと考えられている。初演は翌1765年2月21日にヘイマーケットの小劇場で行われた。僅か8歳のときの作品であり、自筆譜には父レオポルトによる修正の跡が数多く見られる。当時のロンドンを代表するシンフォニスト、ヨハン・クリスティアン・バッハやカール・フリードリヒ・アーベルの影響が大きい。自筆譜はヤギェウォ大学のヤギェウォ図書館に所蔵されている。
編成 編集
演奏時間 編集
約12分(提示部の繰り返しを含む、各6分、4分、2分の割合)
曲の構成 編集
3つの楽章からなり、イタリア式序曲風の急 - 緩 - 急の楽章配置をとる。3楽章構成の交響曲は、モーツァルトの初期の交響曲における典型的な形式である。4楽章構成になるのはもっと後のことである。
音楽・音声外部リンク | |
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全曲を試聴する | |
W.A.Mozart:Sinfonie No.1 KV.16 - ヨハネス・クルンプ指揮エッセン・フォルクヴァンク室内管弦楽団による演奏。当該公演指揮者の公式YouTube。 | |
第1楽章・第2楽章・第3楽章 エーリヒ・ラインスドルフ指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。 | |
第1楽章・第2楽章・第3楽章 カール・ベーム指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。 ******** 以上の演奏は何れもYouTubeアートトラック公式収集による。 |
脚注 編集
外部リンク 編集
- 交響曲第1番 変ホ長調 K. 16の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- 『新モーツァルト全集』におけるSymphony in E-flat K. 16の楽譜及び校訂報告 (ドイツ語)