ユニゾンスクエア
ユニゾンスクエア(Unison Square)は、東京都中野区東中野にある高層マンションや商業施設などからなる、2005年に誕生した再開発地区の名称である。1920年から結婚式場としてこの場所にあった日本閣は「West 53rd 日本閣」としてリニューアルしたが、2020年に閉鎖された。
概要 編集
大正9年(1920年)に当地で創業した日本閣の用地が新たに再開発され、高さ約100メートルの高層マンション2棟(「ユニゾンタワー東中野」と「パークタワー東中野」)と、建築中の高層マンション「パークタワー東中野グランドエア」からなる。2020年に日本閣が閉館するまでは、日本閣観光(結婚式場「日本閣」を運営している会社)が開発を行っていた。
東中野駅そば(東口)にあり、駅入口とユニゾンタワーとがデッキでつながっている。
ユニゾンタワー東中野 編集
ユニゾンスクエアにある高層マンションのうち、西側にある高層賃貸マンションである。通常は単にユニゾンタワーと呼ばれている事が多い。三井不動産の関連会社であるレジデントファーストが管理・運営している。31階建てで高さは約106m.2007年11月末竣工。また、下層階(1階と2階)は、「ユニゾンモール」という京王電鉄が管理・運営している商業施設となっており、「キッチンコート」(京王ストアによる高級スーパーマーケット)やゴールドジム(フィットネスクラブ)をはじめ、飲食店・各種サービス業の店舗などが入っている。この施設には住居部分とは独立した出入口があり、マンション以外の近隣の住民などにも利用されている。
パークタワー東中野 編集
ユニゾンスクエアにある高層マンションのうち、東側にある高層分譲マンションである。三井不動産が運営している。30階建てで高さは約103m。2007年3月の竣工。デザインや色調は隣のユニゾンタワーと統一されたつくりになっている。
West 53rd 日本閣(解体済) 編集
2005年に竣工した、敷地西側を占めていた地上5階・地下1階の結婚式場。その名は、館内のデザインがニューヨーク近代美術館(MoMA)などがあるニューヨーク西53番街をコンセプトに造られている事に由来(これらは、館内の椅子のデザインなどに見る事ができた)。結婚式場のほか、パーティなどにも利用できた。ガラス張りの開放された造りとなり、当時、大きくリニューアルされたものだった。
「West 53rd 日本閣」のオープン15年目、日本閣の創業100年目の2020年5月31日をもって閉館し[1]、同年11月から解体された。東中野のこの地で創業した日本閣が撤退することになったが、日本閣の施設は、他の地域で営業を継続している。
パークタワー東中野グランドエア 編集
「West 53rd 日本閣」の跡地に、三井不動産レジデンシャルによる地上25階・地下1階のタワーマンション「パークタワー東中野グランドエア」を建設中[3]。2024年4月竣工予定[2]。
ギャラリー 編集
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ユニゾンタワー
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ユニゾンモールの出入口(一階部分)。一階には「キッチンコート」などが入っている。
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パークタワー東中野
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West 53rd 日本閣
所在地・アクセスなど 編集
脚注 編集
- ^ a b c “中野れきみんで「東中野の日本閣」展 創業から100年間の歴史たどる”. 中野経済新聞. 2022年6月13日閲覧。
- ^ a b “東中野の日本閣跡地に三井不動産レジデンシャルのタワマン!地上25階「(仮称)中野区東中野五丁目計画」の建設地の様子(2021.10.18)”. 超高層マンション・超高層ビル. 2022年6月13日閲覧。
- ^ a b “【公式】パークタワー東中野グランドエア|三井のすまい:三井不動産レジデンシャル”. 【公式】パークタワー東中野グランドエア|三井のすまい:三井不動産レジデンシャル. 2022年6月13日閲覧。