フォース・インディア VJM04

フォース・インディア VJM04 (Force India VJM04) は、フォース・インディア2011年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。2011年の開幕戦から最終戦まで実戦投入された。

フォース・インディア VJM04
第2戦マレーシアGPにて エイドリアン・スーティルが駆るVJM04
カテゴリー F1
コンストラクター フォース・インディア
デザイナー マーク・スミス
先代 フォース・インディア VJM03
後継 フォース・インディア VJM05
主要諸元
エンジン メルセデス
タイヤ ピレリ
主要成績
チーム サハラ・フォース・インディア・F1チーム
出走時期 2011年
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
通算獲得ポイント 69
初戦 2011年オーストラリアGP
最終戦 2011年ブラジルGP
出走優勝表彰台ポールFラップ
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概要 編集

2011年は各チームが厚みのないハイノーズを採用しているが、フォース・インディアは唯一太い形状のノーズを採用した。ロータス・T128と同様に、インダクションポッドは前年メルセデスGPが導入したブレード型ロールバーを選択した。

リアエンドのパッケージは外部供給品で構成している。7速ギアボックス2009年シーズンより技術提携をしているマクラーレン製。本家マクラーレンと同様に、リアサスペンションをプルロッドに変更した[1]。エンジンおよびKERSはメルセデス製である。

ピレリ製ワンメイクタイヤのパフォーマンスを引き出すため、元ブリヂストンのエンジニア松崎淳が加入した[2]。また、ブロウンディフューザーの開発も重要課題としている。

記録 編集

前半戦は結果が伴わなかったが、アップデートが成功して後半戦はコンスタントに予選Q3に食い込み、入賞圏内を争うようになった。新人ポール・ディ・レスタもチームに貢献し、最終的にザウバーを抜いてチーム最高成績となるコンストラクターズ6位を獲得した。

チーム初の地元開催レースとなった第17戦インドGPでは、インド映画「RA.ONE」とタイアップし、マシンのノーズに主演俳優シャー・ルク・カーンを描いた[3]

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 ポイント ランキング
AUS
 
MAL
 
CHN
 
TUR
 
ESP
 
MON
 
CAN
 
EUR
 
GBR
 
GER
 
HUN
 
BEL
 
ITA
 
SIN
 
JPN
 
KOR
 
IND
 
ABU
 
BRA
 
2011 14   スーティル 9 11 15 13 13 7 Ret 9 11 6 14 7 Ret 8 11 11 9 8 6 69 6位
15   ディ・レスタ 10 10 11 Ret 12 12 18 14 15 13 7 11 8 6 12 10 13 9 8

脚注 編集