ドゥ・ヤ」 (Do Ya) は、ザ・ムーヴ1971年に発表した楽曲。彼らのラストシングルである「カリフォルニア・マン」のB面である。

ドゥ・ヤ
ザ・ムーヴシングル
A面 カリフォルニア・マン
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ロック
時間
レーベル ハーベスト(イギリスの旗
作詞・作曲 ジェフ・リン
プロデュース ロイ・ウッド、ジェフ・リン
チャート最高順位
ザ・ムーヴ シングル 年表
チャイナ・タウン
(1971年)
ドゥ・ヤ
(1972年)
テンプレートを表示

概要 編集

  • ジェフ・リンの曲であるが、リードヴォーカルはロイ・ウッドである(ミドル部分のみジェフがリードヴォーカルをとっている)。
  • B面曲でありながら、A面曲よりもラジオでより頻繁に流され、カバーバージョンも多い。
  • ワーキングタイトルは「Look Out Baby, There's a Plane A Comin」。これは曲の最後でロイが叫んでいるのを聴くことができる。
  • ELOの初期のライヴでは、「10538 序曲」の中に組み込まれたり、メドレーにされる形でこの曲が披露されていた。
  • 2005年に発売されたアルバム、リマスター版「メッセージ・フロム・ザ・カントリー」のボーナストラックに収録された。
  • ジェフは近年このトラックについて、「聴いて少したまげたよ。ドラムの音が小さすぎる。僕がまだプロデューサーとして未熟だったからか。」とコメントした。


エレクトリック・ライト・オーケストラのバージョン 編集

ドゥ・ヤ
エレクトリック・ライト・オーケストラシングル
初出アルバム『『オーロラの救世主』』
B面 ナイトライダー
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル シンフォニーロック
時間
レーベル ジェット・レコード( 
ユナイテッド・アーティスツ・レコード( 
作詞・作曲 ジェフ・リン
プロデュース ジェフ・リン
チャート最高順位
エレクトリック・ライト・オーケストラ シングル 年表
哀愁のロッカリア
(1977年)
ドゥ・ヤ
(1977年)
テレフォン・ライン
(1977年)
ミュージックビデオ
「Do Ya」 - YouTube
テンプレートを表示
  • ジェフは自身のバンドであるエレクトリック・ライト・オーケストラにて、この曲をリアレンジした。その理由として、「カヴァーバージョンが有名で、作曲者がジェフだという事実があまりにも広まっていないため」というものが知られている。そのバージョンの評判は芳しく、ベヴ・ベヴァン曰く「観客のために」この曲を再録音してアルバム「オーロラの救世主」に収録した。
  • オリジナルバージョンとの変更点として挙げられるのは、ジェフが全編のボーカルをとっている事、ストリングスセクションの追加、歌詞の追加・変更、エンディングがよりドラマチックになった事など。
  • 以降、ジェフはライヴではこのバージョンを元に演奏をしている。

その他 編集

  • 2001年のZoom ツアーではこの曲がオープニングに選ばれた。
  • 2012年10月に、ジェフ・リンがELO時代の曲をセルフカバーした『Mr. Blue Sky: The Very Best of Electric Light Orchestra』にこの曲のリメイクが収録された。リメイク元は無論ELOバージョンであるが、カウベルの音はザ・ムーヴのバージョンを意識しているものと思われる。ザ・ムーヴ、ELO、ソロと、ジェフは三回も異なった形でこの曲を発表したことになる。
  • 1982年にトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズが発表した楽曲「Change Of Heart 」は、この曲を目指して作曲されたという逸話がある。

脚注 編集

出典 編集

外部リンク 編集