カッシナの戦い
カッシナの戦い(カッシナのたたかい、イタリア語:Battaglia di Cascina)は、14世紀半ばのイタリアにて、フィレンツェ共和国軍とピサ共和国(en. cf. ピサ)軍の間で行われた戦いである[1]。
この戦いを題材にした、ミケランジェロによる未完の作品の存在が知られる[2]。日本語文献では「カッシーナの戦い」[3]「カスチーナの戦い」[4]と表記されることもある。
概要
編集1364年、司令官の病気と続く暑さのため、カッシナ(カーシナ)で休憩中のフィレンツェ共和国軍をピサ共和国軍が攻撃[1]。結果、フィレンツェ側が勝利した[1]。
創作作品
編集- 絵画
フィレンツェ共和国のピエロ・ソデリーニがミケランジェロにヴェッキオ宮殿の壁画『カッシナの戦い』を発注し、下絵は完成したものの実際に壁画の制作は行われなかった。その下絵は後に多くの芸術家によって勉強の為にコピーされ消耗し失われた。現在、バスティアーノ(アリストーテレ)・ダ・サンガッロによる模写が伝わっている。
→詳細は「カッシナの戦い (絵画)」を参照
脚注・出典
編集参考文献
編集- 若桑みどり『フィレンツェ―世界の都市と物語』文藝春秋〈文春文庫〉、1999年4月。ISBN 978-4-1672-9102-0。