オレンジチキン

主菜として供する北米風中華料理

オレンジチキン英語: Orange chicken)あるいは陳皮鶏(ちんぴどり、簡体字: 陈皮鸡; 繁体字: 陳皮雞; 拼音: chénpíjī<チェンピージー>; ウェード式: ch'en²-p'i³-chi¹; 粤拼: gan4 pei4 kai1)は鶏肉オレンジを使用した中国湖南省発祥のアメリカ風中華料理である[1]

オレンジチキン
別名 陳皮鶏
種類 揚げ物
発祥地 中華人民共和国の旗 中国(モデルとなった料理)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国(普及している料理)
地域 湖南省(モデルとなった料理)
北米(普及している料理)
提供時温度 温かい
主な材料 鶏肉
オレンジピールオレンジソース
テンプレートを表示

鶏肉をぶつ切りにしてよくたたいた後、から揚げにして周りに甘いオレンジの味付け(オレンジピールを入れる)をしたチリソースを絡めて作る。

アメリカではオレンジチキンの名前で親しまれており、北米ファーストフードレストランで見かけることができる。

名称と普及 編集

オレンジチキンはアメリカ合衆国では一般的な中華料理であり、中国本土の料理の派生料理というよりも同じくアメリカ風中華料理の左宗棠鶏清朝の大臣左宗棠の名前に由来、英語ではGeneral Tso's chickenと呼ぶ)の派生料理として一般的に認識されている。

西半球の多くの国では、料理名は「オレンジチキン」、「オレンジピール・チキン」、「タンジェリン・チキン」などの料理名が使用されることが多い。しかし、料理の発祥の地である中国では「陳皮鶏」として知られており、陳皮漢方マンダリンオレンジ果皮を干したものであることから名前が付けられている。アジア以外の地域のレストランでは、代用品として新鮮なオレンジピールを使用することが多いが、オレンジピールを使用せずに作ることもある。

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ Lo, Eileen Yin-Fei (1999). “Poultry and Other Fowl”. The Chinese Kitchen. calligraphy by San Yan Wong (1st Edition ed.). New York, New York: William Morrow and Company. p. 314. ISBN 0-688-15826-9. "ORANGE CHICKEN Chun Pei Gai Pan Traditionally this Hunan recipe contained what is called chun pei, or ‘old skin,’ to describe the dried citrus peel used in its preparation." 

外部リンク 編集