エレベーター (ローラーズのアルバム)

ベイ・シティ・ローラーズのアルバム

エレベーター (Elevator)』は、ベイ・シティ・ローラーズ1979年のロック・アルバム。長らくバンドのリードボーカルを務めたレスリー・マッコーエンに代わってダンカン・フォール (Duncan Faure) が加わって、バンドの名義も『ザ・ローラーズ (The Rollers)』と短縮され、それまでの作品よりもロックするパワー・ポップ・サウンドが追求された。

エレベーター
ザ・ローラーズスタジオ・アルバム
リリース
録音 1979年
ジャンル パワー・ポップポップロック
レーベル アリスタ・レコード
プロデュース ピーター・カー (Peter Ker)
ザ・ローラーズ アルバム 年表
Strangers in the Wind
(1978年)
Elevator
(1979年)
Voxx
(1980年)
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アリスタ・レコードからリリースされたこのアルバムは、批評家たちからは好意的に評価されたが、商業的には成功しなかった。このアルバムも、ここからリリースされたいずれのシングルも、チャート入りは果たせなかった。

このアルバムは、2008年にCDとしてリイシューされたが、ボーナス・トラックは加えられなかった。

音楽 編集

オールミュージックデイヴ・トンプソン英語版は、このアルバムをハードロックAOR(アルバム・オリエンテッド・ロック)への志向をフィーチャーした作品だと評した[1]。『ビルボード』誌は、1965年から1966年ころのビートルズに似た感じがするとし[2]、『トラウザー・プレス (Trouser Press』誌は、このアルバムをビートルズの『ラバー・ソウル』(1965年)と比較した[1]

批評 編集

専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
Allmusic      link
Billboardlink

オールミュージックは、このアルバムに星4つを付けている[1]

トラックリスト 編集

Side One 編集

  1. ストーンド・ハウスNo.1 / Stoned Houses #1 (Faulkner, Wood, Faure)
  2. エレベーター / Elevator (Faulkner, Faure, Wood)
  3. 僕らはロックン・ロール・スター / Playing in a Rock and Roll Band (Faure, Tom Seufurt)
  4. ハロー・アンド・ウェルカム・ホーム / Hello & Welcome Home (Faulkner, Faure)
  5. 想い出の少年時代 / I Was Eleven (Faure)
  6. ストーンド・ハウスNo.2 / Stoned Houses #2 (Faulkner)

Side Two 編集

  1. 恋するラジオ / Turn on the Radio (Faulkner, Faure, Wood, Alan Longmuir)
  2. インスタント・リレイ / Instant Relay (Faulkner)
  3. 明日に向って / Tomorrow's Just a Day Away (Faulkner, Wood)
  4. 恋人は誰だ / Who'll Be My Keeper (Faure)
  5. バック・オン・ザ・ロード・アゲイン / Back on the Road Again (Faulkner, Faure, Wood, Alan Longmuir)
  6. ワシントンズ・バースデイ / Washington's Birthday (Wood, Faulkner, Faure)

パーソネル 編集

メンバー 編集

その他 編集

  • Peter Ker – producer
  • Rod Thear – engineer
  • Gary Gray – mixing engineer
  • John Naslen – mixing engineer

脚注 編集

  1. ^ a b c AllMusic Review by Dave Thompson”. AllMusic. 2017年10月11日閲覧。
  2. ^ Billboard, 25 August 1979