エリック・スコット・パターソンEric Scott Patterson, 1983年4月8日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州タラハシー出身の元プロ野球選手外野手)。右投左打。

エリック・パターソン
Eric Patterson
サンディエゴ・パドレス時代
(2011年4月24日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州タラハシー
生年月日 (1983-04-08) 1983年4月8日(41歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
170 lb =約77.1 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2004年 ドラフト8巡目
初出場 2007年8月6日
最終出場 2011年6月8日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
パンアメリカン競技大会
2003 野球

兄は元プロ野球選手(外野手)のコーリー・パターソン

経歴 編集

プロ入りとカブス時代 編集

2001年MLBドラフトコロラド・ロッキーズから23巡目(全体694位)で指名されたが、この時は入団せず進学した。

2003年7月に開催されたサントドミンゴパンアメリカン競技大会野球アメリカ合衆国代表に選出された[1]

2004年MLBドラフトシカゴ・カブスから8巡目(全体246位)で指名され、8月30日に入団した。

2007年8月6日にメジャーデビュー。主に代打として7試合に出場し、打率.250をマーク。

アスレチックス時代 編集

2008年7月8日にトレードでオークランド・アスレチックスへ移籍した。

2010年6月22日にDFAとなった[2]

レッドソックス時代 編集

2010年6月26日にトレードでボストン・レッドソックスへ移籍した[2]。この年は2球団合計でキャリアハイとなる90試合に出場した。

パドレス時代 編集

2010年12月16日にトレードでサンディエゴ・パドレスへ移籍した[2]

2011年は47試合の出場に終わり、オフの12月9日に自由契約となった[2]

パドレス退団後 編集

2011年12月16日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結び、2012年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[2]。開幕後はAAA級トレド・マッドヘンズに所属したが、メジャー昇格の機会はなく、6月20日に自由契約となった[2]

2013年3月に独立リーグ・アトランティックリーグヨーク・レボリューションと契約した[3]

2013年7月13日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結んだ[2]。9月26日に自由契約となった[2]

2014年1月9日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ[4]が、3月20日に自由契約となった[2]。その後、アトランティックリーグのヨーク・レボリューションと再契約し[3]2015年まで2シーズン在籍して引退した。

現役引退後 編集

2017年7月に母校のジョージア工科大学のアシスタントコーチに就任[5]

2019年にシカゴ・カブス傘下A級サウスベンド・カブス英語版の打撃コーチに就任[6]

2022年からはルーキー級アリゾナ・コンプレックスリーグ(ACL)のACLカブス英語版の打撃コーチを務める[7]

選手としての特徴 編集

ポジションは本来は二塁手だが、メジャーでは左翼手としてプレーしている。2007年のマイナー在籍時から外野を守り始めた。

2007年にAAA級で24盗塁を決めたように、兄のコーリー・パターソンと同じく足が速い。

詳細情報 編集

年度別打撃成績 編集

















































O
P
S
2007 CHC 7 9 8 0 2 1 0 0 3 0 0 0 1 0 0 0 0 3 0 .250 .250 .375 .625
2008 13 44 38 5 9 1 0 1 13 7 2 1 0 1 5 0 0 12 1 .237 .318 .342 .660
OAK 30 104 92 11 16 3 0 0 19 8 8 0 0 0 12 0 0 24 0 .174 .269 .207 .476
'08計 43 148 130 16 25 4 0 1 32 15 10 1 0 1 17 0 0 36 1 .192 .284 .246 .530
2009 39 110 94 15 27 5 1 1 37 11 6 1 0 2 14 0 0 25 0 .287 .373 .394 .766
2010 45 111 103 13 21 5 2 4 42 9 6 0 1 0 7 0 0 31 1 .204 .255 .408 .662
BOS 45 93 84 13 19 3 3 2 34 7 5 1 1 0 7 0 1 31 1 .226 .293 .405 .698
'10計 90 204 187 26 40 8 5 6 76 16 11 1 2 0 14 0 1 62 2 .214 .272 .406 .679
2011 SD 47 103 89 8 16 2 1 2 26 8 8 2 0 2 12 0 0 22 1 .180 .272 .292 .564
通算:5年 226 574 508 65 110 20 7 10 174 50 35 5 3 5 57 0 1 148 4 .217 .294 .343 .637
  • 2011年度シーズン終了時

背番号 編集

  • 3(2007年、2010年)
  • 4(2008年 - 2009年)
  • 1(2009年 - 2010年)
  • 9(2011年)

代表歴 編集

  • 2003年パンアメリカン競技大会野球アメリカ合衆国代表

脚注 編集

  1. ^ 2003 Pan American Team Roster USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (英語) (2010年9月21日) 2017年7月2日閲覧
  2. ^ a b c d e f g h i MLB公式プロフィール参照。2022年6月3日閲覧。
  3. ^ a b Eric Patterson Stats & Scouting Report”. Baseball America. 2022年6月3日閲覧。
  4. ^ Dan Hayes (2014年1月9日). “White Sox sign Eric Patterson to minor-league deal”. CSN Shicago. 2014年1月11日閲覧。
  5. ^ Eric Patterson”. Georgia Tech Yellow Jackets. 2022年6月3日閲覧。
  6. ^ Chicago Cubs Announce 2021 South Bend Cubs Coaching Staff”. MiLB.com (2021年2月15日). 2022年6月3日閲覧。
  7. ^ Roster | Arizona Complex League”. MiLB.com. 2022年6月3日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集