エドウィン・スミス・パピルス

エドウィン・スミス・パピルスEdwin Smith Papyrus)は、古代エジプト外傷手術に関する書物パピルス)。紀元前17世紀頃記述されたと考えられるが、記述されている医療知識はそれ以前1000年ほど前の間に培われたものと考えられている。神官文字を使って書かれた。

エドウィン・スミス・パピルス(ページ6、7)、ニューヨーク医学会所蔵

世界でも最初期の医学書で、人体解剖的研究、診断治療予後診断などが多数記されている。頭蓋縫合髄膜外部表面、脳脊髄液、頭蓋内振動(intracranial pulsation)、心臓血管と接合されていること、血管により空気が運ばれること、肝臓脾臓腎臓尿管膀胱などについての記述がある。

また、縫合して傷口を閉じる、ハチミツと古いパンで感染を防ぎ治療する、生肉で出血を止めるといった治療法が記載されている。[1]

歴史 編集

脚注 編集

  1. ^ 『ハチミツの歴史』株式会社原書房、2017年12月20日、115頁。 

関連項目 編集

外部リンク 編集