アメリカ女子サッカーリーグ

アメリカ女子サッカーリーグ (WUSA; Women's United Soccer Association) は、2001~2003年までアメリカ合衆国で運営されていた女子プロサッカーリーグである。経営難により僅か3シーズンでリーグが休止された。

アメリカ女子サッカーリーグ (WUSA)
加盟国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
大陸連盟 CONCACAF (北アメリカ)
創立 2000
最終年 2003
参加クラブ 8
リーグレベル 第1部
国内大会 ファウンダーズ・カップ
(2003年廃止)

沿革

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1996年アトランタオリンピックにおけるアメリカ女子サッカー代表チームの金メダル獲得、1999年FIFA女子ワールドカップアメリカ大会での同チームの優勝などを受け、アメリカ国内での女子サッカー人気がにわかに高まった。その機運に押されて、アメリカ国内での女子サッカーのプロリーグ創設が提唱され、ゲータレードジョンソン・エンド・ジョンソンの2社がスポンサーとなり、2001年、8チームを擁してWUSA(正式名・世界プレミア女子サッカーリーグ)が発足した。

長らくサッカー不毛の地であったアメリカにおいて、アトランタ五輪でアメリカ代表を金メダルに導いたミア・ハムなどが所属したWUSAは、男子のメジャーリーグサッカー(MLS)を凌ぐ人気を獲得したが、人気が興収に結びつかず、2003年にスポンサー2社が資金提供の打ち切りを表明、同年9月15日をもって、リーグは休止となった。

2009年に男子のプロリーグであるMLS支援の下、新たなプロリーグとしてアメリカ女子プロサッカー(WPS)創設が発表され、6年ぶりにプロリーグが復活したが、2011年シーズンをもってリーグは休止となった。

所属クラブ

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歴代優勝クラブ

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リーグ優勝決定戦は、ファウンダーズ・カップ(Founder's Cup)と呼ばれた。3年間の優勝チームは、以下の通り。

シーズン 優勝 スコア 準優勝
2001 ベイエリア・サイバーレイズ 3-3 asdet
4-2 pen
アトランタ・ビート
2002 カロライナ・カレッジ 3-2 ワシントン・フリーダム
2003 ワシントン・フリーダム 2-1 asdet アトランタ・ビート

主な所属選手

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その他

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  • 澤穂希は、2000年からWUSAのアトランタ・ビートに唯一の日本人選手として所属し、チームのリーグ初得点、オールスター出場、ベストイレブンに選出されるなど活躍した。

関連項目

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脚注

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外部リンク

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