アプバクの戦い(アプバクのたたかい、ベトナム語Trận Ấp Bắc / 陣邑北)は、ベトナム戦争時の1963年1月、アメリカ軍及びベトナム共和国軍(南ベトナム軍)と南ベトナム解放民族戦線との間で行われた戦闘である。解放戦線はまず、アプバクの村で、テーラー将軍指揮下のヘリボーン作戦を待ち伏せし攻撃を行った。ヘリを集中的に攻撃し5機を撃墜、9機に損害を与え救出に駆けつけたM113を3輌撃破した。約2000人で構成され装備の面で圧倒的に勝るアメリカ軍ベトナム共和国軍(南ベトナム軍)が、解放戦線(約200人)に敗北した。この結果に衝撃を受けたケネディ大統領はアメリカ軍の本格投入をすることを決断した。

アプバクの戦い
戦争ベトナム戦争
年月日1963年1月2日
場所南ベトナムティエンザン省ミトー市アプバク村
結果:解放戦線側の勝利
交戦勢力
ベトナム共和国の旗 ベトナム共和国
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
南ベトナムの旗 南ベトナム解放民族戦線
指導者・指揮官
ブイ・ディン・ダム
フイン・バン・カオ
ジョン・ポール・ヴァン
ハイ・ホアン
グエン・フー・シュエン
戦力
約2000名 約200名
損害
南ベトナム損害
戦死 83人
負傷 100
米軍損害
戦死 3人
負傷 8
ヘリコプター5機損失
9機損傷
車両3輌
戦死 18人
負傷 39
ベトナム戦争