アドマイヤデウスは、日本で生産され、日本とオーストラリアで調教された競走馬である。主な勝ち鞍は2015年の日経賞日経新春杯

アドマイヤデウス
2015年日経新春杯
欧字表記 Admire Deus
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2011年6月6日
死没 2017年11月25日(6歳没)(発表日)
登録日 2013年7月3日[1]
抹消日 2017年8月10日[2]
アドマイヤドン
ロイヤルカード
母の父 サンデーサイレンス
生国 日本の旗 日本北海道浦河町
生産者 辻牧場
馬主 近藤利一
調教師 橋田満栗東)→ 梅田智之 (栗東)
→ Darren Weir(豪)
競走成績
生涯成績 22戦5勝
獲得賞金 2億6,232万4,000円
勝ち鞍 GII日経賞(2015年)
GII日経新春杯(2015年)
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経歴

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2歳(2013年)

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デビューは11月3日京都競馬場の芝1800mの2歳新馬で、和田竜二を鞍上にデビュー。後方からの競馬になり最後は追い上げるも3着に敗れる。2戦目の2歳未勝利は2着で、暮れの12月15日阪神競馬場の未勝利戦(芝2000m)で初勝利。

3歳(2014年)

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初戦の梅花賞は3着に敗れるも、あすなろ賞を勝利し、3月22日の若葉ステークスも制し皐月賞への優先出走権を獲得した。4月20日の皐月賞は9着、6月1日の日本ダービーは7着に終わる。レース後に左前橈骨の骨折が判明し[3]、休養に入った。

4歳(2015年)

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日経新春杯表彰式

1月18日の日経新春杯は中団追走から最後の直線で最内から鋭く脚を伸ばして先頭に立つと追い込んだフーラブライドに3/4馬身差をつけて快勝、重賞初制覇を飾った[4]。続く日経賞では直線外から差し切って重賞2連勝となる[5]。5月3日の天皇賞(春)は3番人気に推されたが15着と惨敗(レース後に剥離骨折が判明)[6]。秋に入り、天皇賞・秋11着、ジャパンカップ16着と3戦続けての二桁着順に敗れる。暮れの有馬記念ではゴールドアクターの7着となりこの年を終える。

5歳 - 6歳(2016年 - 2017年)

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2016年以降はGII戦では好走はするものの勝ち星に恵まれず、2017年8月10日付けでJRA競走馬登録を抹消、オーストラリアに移籍[2]したが、同年10月17日の調教中に故障。治療中の11月25日に死亡が発表された[7]

競走成績

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競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬/(2着馬)
2013.11.03 京都 2歳新馬 芝1800m(良) 16 7 14 017.90(9人) 03着 01:50.7(33.7) -0.2 和田竜二 55kg アルティメイタム
0000.11.23 京都 2歳未勝利 芝2000m(良) 18 6 11 009.90(5人) 02着 02:01.1(34.4) -0.0 和田竜二 55kg ジョウノムサシ
0000.12.15 阪神 2歳未勝利 芝2000m(良) 14 4 6 001.50(1人) 01着 02:04.5(35.2) -0.0 岩田康誠 55kg (ロードフェンネル)
2014.02.01 京都 梅花賞 500万下 芝2400m(良) 13 6 9 009.00(4人) 03着 02:26.8(34.4) -0.1 和田竜二 56kg ヤマノウィザード
0000.02.22 小倉 あすなろ賞 500万下 芝2000m(良) 09 1 1 002.80(1人) 01着 01:59.6(34.7) -0.3 丸山元気 56kg (シャンパーニュ)
0000.03.22 阪神 若葉S OP 芝2000m(良) 12 3 3 005.10(2人) 01着 02:01.4(34.9) -0.2 岩田康誠 56kg (ウインフルブルーム)
0000.04.20 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 3 6 019.70(7人) 09着 02:00.2(35.1) -0.6 岩田康誠 57kg イスラボニータ
0000.06.01 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 17 2 4 066.8(10人) 07着 02:25.1(34.2) -0.5 岩田康誠 57kg ワンアンドオンリー
2015.01.18 京都 日経新春杯 GII 芝2400m(良) 18 2 4 012.10(6人) 01着 02:24.8(33.8) -0.1 岩田康誠 55kg (フーラブライド)
0000.03.28 中山 日経賞 GII 芝2500m(良) 12 5 6 005.40(4人) 01着 02:30.2(34.2) -0.3 岩田康誠 56kg (ウインバリアシオン)
0000.05.03 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 17 8 17 005.40(3人) 15着 03:17.5(37.4) -2.8 岩田康誠 58kg ゴールドシップ
0000.11.01 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 18 8 18 106.3(16人) 11着 01:59.2(33.4) -0.8 岩田康誠 58kg ラブリーデイ
0000.11.29 東京 ジャパンC GI 芝2400m(良) 18 8 17 042.8(10人) 16着 02:25.9(35.9) -1.2 岩田康誠 57kg ショウナンパンドラ
0000.12.27 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 3 5 034.4(11人) 07着 02:33.3(34.9) -0.3 岩田康誠 57kg ゴールドアクター
2016.02.14 京都 京都記念 GII 芝2200m(重) 15 1 2 007.30(4人) 03着 02:18.2(36.9) -0.5 岩田康誠 57kg サトノクラウン
0000.03.20 阪神 阪神大賞典 GII 芝3000m(良) 11 2 2 004.10(3人) 03着 03:06.7(36.1) -0.9 岩田康誠 57kg シュヴァルグラン
0000.05.01 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 18 3 6 030.9(11人) 09着 03:15.9(35.1) -0.6 岩田康誠 58kg キタサンブラック
0000.10.10 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 10 3 3 017.00(6人) 02着 02:25.5(33.4) -0.0 岩田康誠 56kg キタサンブラック
0000.10.30 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 15 4 6 047.8(11人) 06着 01:59.9(34.2) -0.6 岩田康誠 58kg モーリス
0000.12.25 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 5 10 051.50(9人) 11着 02:33.6(36.3) -1.0 岩田康誠 57kg サトノダイヤモンド
2017.03.25 中山 日経賞 GII 芝2500m(良) 16 5 10 024.50(6人) 03着 02:32.9(35.8) -0.1 岩田康誠 56kg シャケトラ
0000.04.30 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 17 5 10 100.0(10人) 04着 03:12.8(35.2) -0.3 岩田康誠 58kg キタサンブラック

血統表

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アドマイヤデウス血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ウッドマン系

アドマイヤドン
1999 鹿毛
父の父
*ティンバーカントリー
Timber Country
1992 栗毛
Woodman
1983 栗毛
Mr. Prospector
*プレイメイト
Fall Aspen
1976 栗毛
Pretense
Change Water
父の母
ベガ
1990 鹿毛
*トニービン
1983 鹿毛
*カンパラ
Severn Bridge
*アンティックヴァリュー
1979 鹿毛
Northern Dancer
Moonscape

ロイヤルカード
1999 栗毛
サンデーサイレンス
Sunday Silence(米)
1986 青鹿毛
Halo
1969
Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well
1975
Understanding
Mountain Flower
母の母
アドマイヤラピス
1992 栗毛
Be My Guest
1974
Northern Dancer
What a Treat
Elevate
1985
Ela-Mana-Mou
Sunny Valley
母系(F-No.) アドマイヤラピス(IRE)系(FN:1-l) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 4×4 = 12.50% [§ 3]
出典
  1. ^ [8]
  2. ^ [8]
  3. ^ [8]

脚注

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  1. ^ 競走馬情報:アドマイヤデウス - @Keiba”. @Keiba - 競馬サービスプロバイダ. 2020年1月3日閲覧。
  2. ^ a b アドマイヤデウス号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2017年8月10日). 2017年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月10日閲覧。
  3. ^ “アドマイヤデウス、エキマエが骨折”. SANSPO.COM. (2014年6月5日). http://race.sanspo.com/keiba/news/20140605/ope14060505010006-n1.html 2021年2月13日閲覧。 
  4. ^ “アドマイヤデウスが優勝 競馬の日経新春杯”. 日本経済新聞. (2015年1月18日). https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK00184_Y5A110C1000000/ 2017年8月10日閲覧。 
  5. ^ “アドマイヤデウスが優勝、重賞連勝/日経賞”. 日刊スポーツ. (2015年3月28日). http://p.nikkansports.com/goku-uma/biglobe3/news/article.zpl?topic_id=1&id=1453354&year=2015&month=03&day=28 2017年8月10日閲覧。 
  6. ^ “アドマイヤデウス骨折が判明、要休養3カ月”. 日刊スポーツ. (2015年5月15日). https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=1477014&year=2015&month=05&day=15 2021年1月17日閲覧。 
  7. ^ “重賞2勝馬アドマイヤデウス豪州の地で死す”. サンスポZBAT!競馬. (2017年11月26日). http://race.sanspo.com/keiba/news/20171126/ope17112609280003-n1.html 2017年11月26日閲覧。 
  8. ^ a b c 血統情報:5代血統表|アドマイヤデウス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年1月11日閲覧。

外部リンク

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