アッル・アルジュン
アッル・アルジュン(Allu Arjun、1982年4月8日 - )は、インドのテルグ語映画で活動する俳優[1]。2016年にGoogleで最も検索されたテルグ俳優となった[2]。
アッル・アルジュン Allu Arjun | |
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第62回フィルムフェア賞 南インド映画部門授賞式に出席するアッル・アルジュン(2015年) | |
生年月日 | 1982年4月8日(42歳) |
出生地 | インド タミル・ナードゥ州チェンナイ |
職業 | 俳優、映画プロデューサー、ダンサー、プレイバックシンガー |
活動期間 | 2001年 - |
配偶者 | スネハ・レッディ(2011年-) |
人物 編集
タミル・ナードゥ州チェンナイ出身で、父は映画プロデューサーのアッル・アラヴィンド。祖父はコメディアンのアッル・ラーマリンガイヤで、伯母はチランジーヴィと結婚している。2011年3月6日にハイデラバードでスニーハー・レッディと結婚式を挙げ[3]、彼女との間に1男1女をもうけた。2016年にバッファロー・ワイルド・ウィングスと共同でナイトクラブ「800 Jubilee」を立ち上げた[4]。
キャリア 編集
2001年 - 2007年 編集
『Vijetha』で子役、『Daddy』でダンサーとして出演した後、2003年に『Gangotri』で俳優デビューした[5][6]。2004年にスクマールの『Arya』で主演を務め[7][8]、この役はアルジュンにとってブレイクスルー・ロールとなり、フィルムフェア賞 テルグ語映画部門主演男優賞にノミネートされたほか、ナンディ賞、CineMAA賞を受賞した[9]。また、同作も興行的・批評的に成功を収めている[10]。2005年にV・V・ヴィナヤクの『Bunny』で主演を務め、批評家からマンネリズムとダンスを評価された[11]。2006年に『Happy』に出演[12]、2007年にはプリ・ジャガンナードの『Desamuduru』で暗い過去を持つ女性と恋に落ちるジャーナリスト役を演じた[13]。
2008年 - 2013年 編集
2008年にバースカルの『Parugu』に出演し、idlebrain.comからは「アッル・アルジュンは映画の前半は活気に満ちたキャラクター描写に優れており、後半ではエモーショナルなシーンの演技が優れていた」と批評されている[14]。
2009年に『Arya』の続編『Arya 2』に出演し、Sifyからは「アッル・アルジュンは、強力な愛の力に巻き込まれた男のようにエネルギーに満ちあふれています。彼はネガティブな役柄を演じていますが、そのキャラクター描写は多くの同情を観客から集めています。彼のダンスは非常に刺激的で、エモーショナルなシークエンスでも優れた演技を見せています」と批評されている[15]。idlebrain.comは「アッル・アルジュンはアーリヤとして完璧です。彼の演じるキャラクターはサイコパス的な一面があり、それを完璧に描写しました。そして、映画後半のエモーショナルなシーンで、彼は輝きました。アッル・アルジュンは恐らく、現代のトリウッドで最高のダンサーです。その理由は、彼が映画前半の4曲の非常に難しいダンスを滑らかに、そして楽しそうに見せたからです」と批評している[16]。
2010年にはグナシェカールの『Varudu』、クリシュの『Vedam』の2本の実験的な映画に出演しており、『Varudu』での演技はRediff.comから「アッル・アルジュンは優秀な演技を見せ、必要に応じて控えめに、そして活発になります」「彼は素晴らしいダンサーであり、役柄の良さを十分に発揮させます」と批評されている[17]。2011年に『Badrinath』で主演を務め、タマンナー・バティアと共演した。idlebrain.comからは「アッル・アルジュンは、この映画のために南アジアの武術を学ぶためベトナムに向かい、そこで大きな苦痛に直面しました。彼は映画の全てのシーンに登場し、そのポニーテールと革のギア(胸郭ベルトと靴)の姿は、東南アジア(中国または日本)の戦士のように見えます。彼のダンスにおける流動的な動きは素晴らしく、アクションも上出来です」と批評されている[18]。同作は187劇場で50日間上映された[19]。
2012年にトリヴィクラム・シュリニヴァスの『Julai』で主演を務め、イリアナ・デクルーズと共演した。ザ・タイムズ・オブ・インディアからは「アッル・アルジュンは愛すべき悪党として自信をもって演じています。彼は特にダンスシーンで輝き、いくつかの愛らしく挑戦的なダンスを披露しています」と批評されている[20]。2013年にはプリ・ジャガナードの『Iddarammayilatho』で主演を務め、アマラー・ポールと共演した。ザ・タイムズ・オブ・インディアからは「アッル・アルジュンはこれまで以上にトレンディに見えます。バルセロナのストリートパフォーマーのギタリストを演じた彼は、これまで演じた役とは全く異なって見えます。彼は自分が名優であることを再び証明し、おそらくはアクション監督の綿密なプランのお陰で、全てのアクションシーンで完璧な演技を見せています」と批評されている[21]。
2014年以降 編集
2014年にヴァムシー・パイディパッリの『ザ・フェイス』にカメオ出演し、ラーム・チャラン、シュルティ・ハーサンと共演した[22]。ザ・ヒンドゥーは「アッル・アルジュンは出演時間が短くても演技ができることを示しました。彼は数分間の中にそれまでの経験を詰め込み、キャラクターを内面化し、彼自身のアイデンティティを失っても印象的な役を作り出しています」と批評している[23]。同年にスレンダル・レッディの『Race Gurram』で主演を務め、シュルティ・ハーサン、ブラフマーナンダムと共演した[24]。デカン・クロニクルは「アッル・アルジュンはエネルギッシュな演技で映画を盗み出します。彼のコメディタイミングは上出来で、俳優として大きく成長しました。彼のダンススキルも上手く活用されています」と批評しており[25]、アルジュンは3度目となるフィルムフェア賞テルグ語映画部門主演男優賞を受賞した[26]。
『I Am That Change』では主演の他にプロデューサーも務めた。同作はスクマールが監督を務め、2014年8月15日に公開された。2015年の『S/O Satyamurthy』ではウペンドラ、ラジェンドラ・プラサードと共演した[27]。同年に『ルドラマデーヴィ 宿命の女王』でアヌシュカ・シェッティ、ラーナー・ダッグバーティと共演した[28][29]。同作ではフィルムフェア賞 テルグ語映画部門助演男優賞を受賞し、アルジュンは主演男優賞と助演男優賞を受賞した唯一の俳優となった。2016年にボーヤパーティ・シュリーヌの『Sarrainodu』でシュリカーントと共演した[30]。2017年に『Duvvada Jagannadham』で主演を務め、2018年にはヴァッカンダーム・ヴァムシの『Naa Peru Surya, Naa Illu India』で主演を務め、アンガーマネジメントに問題のあるインド軍兵士を演じた[31]。2020年にはトリヴィクラム・シュリニヴァスの『ヴァイクンタプラムにて』で主演を務めた[32]。
フィルモグラフィー 編集
出典 編集
- ^ “Forbes 2015 Celeb 100: Mahesh, Kamal, Rajini, Suriya, Rajamouli, Prabhas, Kajal, Shruti make it to list”. International Business Times, India Edition. 2015年12月12日閲覧。
- ^ “Allu Arjun was the most searched Tollywood star in 2016 online”. Times of India (2017年1月16日). 2018年9月6日閲覧。
- ^ “Allu Arjun's starry wedding”. The Times of India. 2011年3月8日閲覧。
- ^ “Allu Arjun Into Night Club Business” (2016年7月25日). 2019年10月14日閲覧。
- ^ A. S., Sashidhar (2003年3月28日). “Review : Gangothri”. Sify. 2015年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月14日閲覧。
- ^ “Gangotri 100 days centers”. idlebrain.com. 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月14日閲覧。
- ^ “Arya – A cocktail of fun and more fun”. IndiaGlitz. 2004年5月10日閲覧。
- ^ “Movie review – Arya”. idlebrain.com. 2004年5月7日閲覧。
- ^ “`Anand' walks away with six Nandi awards”. The Hindu. (2005年10月10日). オリジナルの2015年3月14日時点におけるアーカイブ。 2015年3月14日閲覧。
- ^ “Allu Arjun's favourite film is Arya”. The Times of India. (2014年5月9日). オリジナルの2015年3月14日時点におけるアーカイブ。 2015年3月14日閲覧。
- ^ “Movie review – Bunny”. idlebrain.com. 2005年4月6日閲覧。
- ^ “Happy – Study of love”. IndiaGlitz. 2006年1月28日閲覧。
- ^ “Desamuduru – Allu Arjun is now a macho man”. IndiaGlitz. 2007年1月12日閲覧。
- ^ “Telugu Movie review – Parugu”. idlebrain.com. 2008年5月1日閲覧。
- ^ “Movie Review : Arya 2”. Sify.com. 2009年11月27日閲覧。
- ^ “Telugu Movie review – Arya 2”. idlebrain.com. 2009年11月27日閲覧。
- ^ “Worth a watch”. Rediff.com. 2010年3月31日閲覧。
- ^ “Telugu Movie review – Badrinath”. idlebrain.com. 2011年6月10日閲覧。
- ^ “Badrinath completes 50days in 187 theatres”. The Times of India. 2011年8月3日閲覧。
- ^ “Julayi movie review: Wallpaper, Story, Trailer at The Times of India”. The Times of India. 2012年8月9日閲覧。
- ^ “Iddarammayilatho Telugu movie review highlights”. The Times of India. 2013年5月31日閲覧。
- ^ “Allu Arjun and Kajal spotted on the sets”. The Times of India (2013年4月18日). 2013年4月18日閲覧。
- ^ Y. Sunitha Chowdary (2014年1月13日). “Yevadu: Tailored for the masses”. The Hindu. 2014年2月21日閲覧。
- ^ “Allu Arjun's Race Gurram shooting started”. Oneindia Entertainment. 2013年4月30日閲覧。
- ^ “Movie review 'Race Gurram': A total paisa vasool flick”. Deccan Chronicle (2014年4月12日). 2014年7月28日閲覧。
- ^ “Winners list: 62nd Britannia Filmfare Awards (South)”. The Times of India (2015年6月27日). 2015年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月27日閲覧。
- ^ “Allu Arjun's new film rolls out”. The Times of India. (2014年9月23日). オリジナルの2014年10月31日時点におけるアーカイブ。 2014年9月23日閲覧。
- ^ “I struggled to produce the short film: Allu Arjun”. The Times of India (2014年8月14日). 2014年8月15日閲覧。
- ^ “Allu Arjun gets into an action mode for Trivikram's film”. The Times of India. (2014年10月29日) 2015年1月11日閲覧。
- ^ “Exclusive: Allu Arjun- Boyapati Srinu movie details”. iluvcinema.in (2015年4月25日). 2015年8月3日閲覧。
- ^ “SEE PIC: Allu Arjuns Na Peru Surya Na Illu India starts rolling”. 2017年10月10日閲覧。
- ^ “Rumours about change in Ala Vaikunthapurramuloo release date - Times of India” (英語). The Times of India. (2019年12月31日) 2020年2月7日閲覧。
外部リンク 編集
- Allu Arjun (AlluArjun) - Facebook
- Allu Arjun - IMDb(英語)