みどり豊
みどり豊(みどりゆたか)は、日本のイネの品種名および銘柄名。
みどり豊 | |
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属 | イネ属 Oryza |
種 | イネ O. sativa |
交配 | 突然変異種 |
亜種 | ジャポニカ O. s. subsp. japonica |
品種 | みどり豊 |
開発 | 佐藤富男 |
概要 編集
みどり豊は、コシヒカリの突然変異種から固定し育成した。「みどり」と「豊」は、育種家の子ども二人の名前[1][2]。地球温暖化による高温障害を受けにくい高食味・突然変異種で、2週間くらいの晩生タイプ(みどり豊・龍の瞳・イセヒカリ)がポストコシヒカリ品種として有力候補になっている。
育成経過 編集
受賞 編集
- 2009年(平成21年)- 11月29日、第11回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会(福島県天栄村)で特別優秀賞を受賞(滋賀県東近江市大沢稲作部会 垣谷猛)[4]。
- 2011年(平成23年)- 11月23日、第13回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会(群馬県川場村)で特別優秀賞を受賞(滋賀県犬上郡北落地区営農生産組合)[5]。
- 2013年(平成25年)- 11月24日、第15回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会(宮城県七ヶ宿町)で特別優秀賞を受賞(岐阜県高山市岩島正卓)[6]。
- 2014年(平成26年)- 11月24日、第16回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会(青森県田舎館村)で特別優秀賞を受賞(群馬県みなかみ町本多義光)[7]。
生育・特性 編集
コシヒカリより晩生(10~14日間)で、大粒・良食味。籾数は1割多く、長稈だが茎がしっかりしているため耐倒伏性・収量はコシヒカリに勝る。分蘖、耐病性はコシヒカリと同程度。
原種管理 編集
脚注 編集
- ^ オニグルミとみどり豊のつながり サンライズ出版 2013年11月29日
- ^ ““コシヒカリ”から“みどり豊”へ、農業をやりたくなるお米”. マーケティング・ブレイン. 2015年3月7日閲覧。
- ^ “種苗法による品種登録”. 2015年3月6日閲覧。
- ^ “米・食味分析鑑定コンクール:国際大会”. 2015年3月6日閲覧。
- ^ “米・食味分析鑑定コンクール:国際大会”. 2015年3月6日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “米・食味分析鑑定コンクール:国際大会”. 2016年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月6日閲覧。
- ^ “米・食味分析鑑定コンクール:国際大会”. 2015年3月6日閲覧。
関連項目 編集
外部リンク 編集
- みどり豊 (midoriyutaka1) - Facebook
- “コシヒカリ”から“みどり豊”へ、農業をやりたくなるお米