『さよなら太陽』は、アルコの漫画作品。「別冊マーガレット平成16年6月号から9月号に掲載。単行本の『銀河』に収録されている。

単行本の中では、

  • 【SCENE.1 灯台、午後七時 三輪智子】
  • 【SCENE.2 オレンジロード】
  • 【SCENE.3 工場の月】
  • 【SCENE.4 花火】

の4つの目線からストーリーが画かれている。

ストーリー 編集

アルバイト先の店長と付き合っている三輪智子は、「自分を好きと言ってくれる人を拒んだら、自身の存在の意味がなくなる」と考えていた。店長は智子を好きと言ってくれる…そのために智子は店長と付き合っていた。そして夜遅くに帰ってきては母親と対立する、という生活であった。

智子のクラスメイトに加賀谷順二という男子生徒がいた。加賀谷は皆から好かれ、野球部のエースピッチャーだった。そんな加賀谷のことが智子は苦手だった。ある日、その加賀谷が告白され、それを断ったところを目撃した智子は、「とりあえず付き合ってみればいいのに」と加賀谷に言ったのだが……。

登場人物紹介 編集

主な登場人物 編集

三輪 智子(みわ ともこ)
【SCENE.1 灯台、午後七時 三輪智子】の主人公。
高校2年生。母親と2人暮らしだが、母親との関係は上手くいっていない。
加賀谷 順二(かがや じゅんじ)
【SCENE.2 オレンジロード】の主人公。
三輪智子のクラスメイト。野球部のエースピッチャー。本庄とは小学校の頃からの付き合い。
本庄 亘(ほんじょう わたる)
【SCENE.3 工場の月】の主人公。
三輪智子のクラスメイト。頻繁に合コンに参加している。本庄曰く、「合コンは保険みたいなもの」。
松岡 志保(まつおか しほ)
【SCENE.4 花火】の主人公。
三輪智子の友人。しっかり者で沈着冷静。本庄のことが好きだが、誰にも明かしてはいない。姉と弟がいる。

その他の登場人物 編集

三輪 静江(みわ しずえ)
智子の母親。保険会社で働いている。
加賀谷 順一(かがや じゅんいち)
順二の兄。故人。享年20。
美香子(みかこ)
順一の彼女。